物心ついた頃にはもう貧しさが身に付いてしまっていたように思う。
それは親から受け継いだものだけではなく、祖父母、さらにはもっと前の先祖から何代も受け継がれてきた思い込みなのかもしれない。
または、社会全体からその影響を受けてきたのかもしれない。
○○バブルのような時代もあったが、読んで字のごとく、泡のように消え去ってしまった一時的で表面的な物質の豊かさはあったようだ。
いずれにせよ、本当の豊かさを知らずに今まで生きてきたような気がする。
それは物質的な貧しさだったのか、それとも心の貧しさだったのか。
どちらが先なのかは分からないが、貧しさという思い込みがいつの間にか刷り込まれ、長年心の中に蓄積されてきたようだ。
しかし今、ようやくその貧しさを解放し、手放しを始めると、心の中にそれがこびりついていることが分かった。
今はそのこびりついた貧しさという思い込みを少しずつ剥がしながら手放している。
この作業はいつ終わるか分からないが、いつか終わったと思えた時、物事の見え方が今までとはまったく違うように見えるのかもしれない。
自分だけの本当の心の豊かさを知ったからこそ、ようやく貧しさという思い込みを手放すことができるのだと思う。
貧しさは当たり前ではなく、「本当の豊かさは自ら発見し、創っていける」ことが当たり前だと思える世の中になっていくことを期待したい。